あのトルストイの有名な長編小説です。
読まれている方も多く、私は非才にて高尚な書評もできないのですが、読む本は人となりが出るともいわれるので本について何か書いてみるようかな、と思い雑感をしたためてみます。
筋書は割愛しますが、とても描写が細かく巧みで、やはり文豪と呼ばれる方が書いたものだけあって、感動的で、現代においてもなお示唆深い作品だと思っています。私は未婚の方への推薦図書として引き合いに出すことが多い作品です。
「幸福な家庭はすべて互いに似通ったものであり、不幸な家庭はどこもその不幸のおもむきが異なっているものである。」(木村浩氏訳)書き出しのこの一文だけでも迫力感じ、惹きつけられます(※他意はありません)。これも家庭でのあれこれをつまみにして飲んでいると、頭をよぎる部分です(笑)
さておき、人の言葉、特に一流と言われる方が紡いだ言葉は、一旦胸を借りて、見たり聞いたりするようにしています。理解できないことや腑に落ちないこともありますが、いずれにしても認知を拡げてくれるありがたいものだなと思います。